なぜ忍者??~忍者との出会い~ルーツ編

八光ブログ

よく聞かれる質問です。
「なんで忍者を始めたんですか?」

それは、、偶然です

が、実は必然かもしれません。

僕はずっと学習塾を自営でやってきており、その末に忍者に出会うのですが、
まずはなぜ教育を志したか、遡ります。

青年期、僕は非常に自己存在に苦しみ、どう生きていいか分からなくなっていました。

陸上競技(円盤投げ)に打ち込み情熱を燃やしていましたが、その栄光を自己証明にしようとしていました。

すごい自分になりたい、、ともがいていたと思います。

その裏には自分に自信が持てない欠乏感があったのでしょう。
これだけは、というものを必死でつかもうとしていました。
次第に身も心も疲れ果てていきました。

僕が所属していた筑波大学の陸上競技部は右も左も全国チャンピオン、オリンピック選手だらけ、、
キラ星のごとき才能と伸びやかな個性に圧倒され、富山の田舎から出てきた八田青年は必死。
自分がいなくなる…

僕のモノサシでは自分がどこにもいない。

とにかく分からないことだらけ。
トレーニングに関しても、生き方も、、
まあ、若いときはみなそうでしょうが。

こんなに一生懸命がんばってる自分がこんなに苦しんでいるのはおかしい、、
誰か教えてくれ、、!!泣き叫ぶ想いでした。

先生や先輩は自己感覚による教え方。
熱心に教えてくれて感謝はしているけれど、、間違った方向にガンガン走っちゃった部分も。

その人たちはそのやり方でうまくいってるように見えるのに自分はそこへ行けない。

あれを試し、これを学び、やってもやっても何かがハマっていない、、

凡才には真似できないのか。

組織の中でも押しつぶされ、どう振る舞っていいか分からない。

とにかく根本的に、どこへ向かえばいいか分からなかった。
分かれば精一杯向かう気持ちはあるのに。

そこから僕は就職せず、ニュージーランドへ渡ることに。
この状態で社会には入れない、がんばることへの限界。死んでしまう。

と同時に、若いときに何か価値観をぶち壊すような経験をしなければ、、という冒険心。
まあ、羊の国なので平和ですが。

そこでいろいろおもしろい経験をしました。
日本の常識とは全く違う社会を目の当たりにし不思議な感覚でした。

あー日本の常識は日本の中でだけのことだったんだ…

ここでは誰も日本のことを気にもしていないし、知りもしない。
絶対不変のものでも
威張るものでもなく、他は他でちゃんと成り立っている。
というより日本が変かも、、?

そして、金メダル取ろうが、隣りの人はそんなこと何にも知りやしない。
今日のスーパーの特売のブロッコリーのほうが気になっているのだ。


気楽でいい。
あなたが日本社会をお休みしても
誰も大して困りもしない。

不真面目で笑っちゃっていい。そこからでいい。

だんだんと突っ張らない人間らしさが持てるようになってきました。

溢れんばかりの星空の下

美しすぎる景色のさみしさの中で

癒されたのか考えたのか、、

僕は日本に帰ることにしました。
自分は、生きがいのために生きたい。それは日本にある、と思った。
それは何なのか分からないけど。
日本文化の奥深さや自分のルーツからくる問題意識の中に手応えを感じながら。

日本に帰ってきてから、日本の文化に気持ちのいい風穴を開けたい、と思うようになりました。
僕と同じように苦しんでいる、善き人たちに
こういうこともあるよ、もっと自由なんだよ、大丈夫だよと伝えたくなった。

変な教え方じゃなく、根本から理屈が分かり、歩み方が分かるように。

自分のようにがんばった末ヘトヘトになったり
偏った情報で絶望する人が減るように。

学ぶことの本当の楽しさ、希望を伝えていくために塾をやることにしました。

学びは感動、癒し、希望
学校の勉強でも同じ。

目を輝かせて学び、視野を広げ洋々と進んでいく若者と生き心地のいい世の中を作る、それを夢見て。

哲学的に考える時間があった僕はw
学び成長する喜びなくして世界平和はない、という結論に至っており、今でもそれは変わっていませんが、未来のための根本教育を志すようになりました。

日本人ということ、自分のルーツ

自分を押しつぶしたものの
その逆にあるもの

それが僕の方向性となりました。

まだ忍者の「ニ」の字も思いつかない頃の話・・

そこからどうやって忍者にいってしまうのか?

続く…!

 八光

コメント

  1. 熊坂満 より:

    いい着眼と思う。あとは、全国放送、テレビ放映に、うまく載ること目指してください。欧米の忍者熱は、ハンパじゃあないらしい。

  2. hakkou より:

    ありがとうございます!海外に忍術道場がかなりあるという話も。忍道は日本が誇る文化だと思いますし、楽しみにがんばっていきます。

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